月が咲くころに

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物書きに挑戦

【徹底解説】ヴィジュアル系ライブでの交渉の仕方

 

 

こんにちは!サツキです🌙

 

 

ヴィジュアル系のライブでは、ファン同士が行う「交渉」という行為があります。何度かライブに行ったことがある人は、聞いたことがある言葉かもしれません。ただ、交渉って何?どうやってするの?という声に今回は答えていきます。

 

 

「交渉」とは

 

そもそも「交渉」とは、複数のバンドが出る対バン形式のライブの時に、自分の目当てのバンドを好きな場所で見られるように場所交換を持ちかけることです。

 

 

「交渉」の種類と流れ

 

個人交渉

主に最前以外の場所交換に用いられる交渉方法(たまに最前交渉にも用いられる)

自分の見たい場所にすでにいる人に声をかけることを言い、個人間でやり取りを行う

 

例として

A「すみません。〇〇のバンドって見られますか?」

B『あ、見ないです』

A「でしたらその時変わってもらっても良いですか?」

B『分かりました!』

A「ありがとうございます!」

上記が基本的な個人交渉の流れになります。

 

もちろん断られる場合もあるので、その時は切り替えて隣の人に声をかけたり、列を変えたりしてしっかりと自分の見たい場所を確保していきましょう!

 

交渉が終わったら、自分の目当てのバンドの時間まで、適当な場所で過ごします。

 

そして、目当てのバンドの出番がきたら、転換中に交渉場所に向かいます。「次、〇〇なのでお願いします~」などと声をかけて場所を交換してもらいます。

 

終ったら、交換をしてもらった人が戻ってくるまで動かずに待ちます。勝手に移動して違う人が入ってきてはいけないためです。戻ってきたらお礼をいって移動します。

 

以上が、個人交渉の流れです。

 

 

最前交渉

目当てのバンドの時に最前に入れるか仕切りに声をかける交渉方法

 

例として、

A「上2(かみに)って空いてますか?」

B『空いてますよ!』

A「そしたらそこでお願いします」

B『チケットの番号とお名前お願いします』

A「〇番で△△です」

B『分かりました。ありがとうございます』

A「では、お願いします」

上記が基本的な最前交渉の流れになります。

 

ライブハウスの作りによって、好きなメンバーのベストポジション(ド真ん前)が変わってくるので事前にチェックが必要です。せっかくならド前で見たいですもんね!

 

もし仮に目当ての場所が埋まってしまっていた場合は、どこが空いてますか?と聞くのもアリです。そのほうがスムーズに話が進みます。

 

また、通い始めの場合は誰が仕切りなのか分からない人もいるかもしれません。しかし、最前交渉はいつも列が出来ているため声をかける人は必然的にわかると思います。不安な場合は、耳を傾けて少し会話を聞いてみるのも良いでしょう。

 

 

bloomoon61.hatenablog.jp

 

 

これまで最前交渉は仕切りに声をかけると説明してきましたが、中には仕切り禁止のバンドもあります。その際の交渉相手は総仕切りか、そもそも仕切りなど関係ない個人間での交渉になります。総仕切りに関しては、基本的には整理番号1番の人が総仕切りになりますが、その辺りの選別基準は他バンド(仕切りが禁止されていないバンド)の仕切り同士で決めていたりするので、周囲の状況を見て誰が総仕切りなのか判断する必要があります。

 

最前交渉の際の個人間での交渉は、前述した流れと同じです。

 

また、最前交渉は争奪戦のため、早い番号を持っていないとなかなか最前に入ることが出来ません。早い番号をゲット出来る運も味方につけたいところですよね(´;ω;`)

 

 

「交渉」をする理由

そもそも、なぜヴィジュアル系のライブでは「交渉」があるの?と疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。大きな理由の一つとして、バンドとファンの一体感を出すためです。この界隈のライブは、振りがたくさんあります。ただ拳を上げるだけのライブではないため、振りを知っている知っていないで見栄えもかなり変わってきます。振りが揃っていると本当に圧巻します!!そのため、振りが分かる目当てのバンド以外の時は、他のファンの方に場所を譲るなどして、全体的に会場の雰囲気を良くしようとする動きがあります。

 

また、振りを知らずに前のほうにいると、純粋に危ないです。今は色々なコンセプトのバンドがあり、暴れ盤という激しいバンドの場合は、かなりぐちゃぐちゃに動きます。そのため、その流れが分かっていないとぶつかったりして怪我をします。また、本気で暴れたい人に迷惑にもなってしまうので、身を守るために場所を譲る人も多いです。

 

中には振りを知っていても後ろのほうで楽しくライブを見ている人もいますが、バンギャルの性なのか、皆さん前で見たいという気持ちが強いです。やはり、好きなバンドはなるべく近くで見たいですもんね。

 

 

まとめ

「交渉」はする側も受ける側も、Win-Winで成り立っています。バンドを心から応援し、ライブを盛り上げようというファンの気持ちがこの「交渉」を生んだのかもしれませんね。やはり、ヴィジュアル系バンギャルの世界は面白い!!